売上高は今回の決算より損益計算書が削られているので不明ですが、当期純損失については2018年度の4.2億円→2.3億円と減少しています。
2018年11月に月間ユーザー4000万人突破との記事がありましたので、
・ユーザ数の増加⤴
・売上高の増加⤴
・赤字額の減少✨
という好循環です。陰ながら応援している企業なので、嬉しい限りです(もっぱらお店探しに利用させていただいてるだけですが・・・去年の夏に岩手旅行に行った際に、素敵なアイスクリーム屋さんに巡りあえました。)。
◆Rettyの2019年初頭の時価総額
結論としては、2019年初頭のRettyの時価総額は約200億円以上だと考えております。(※私個人の見解であることをご了承ください※)
時価総額の根拠は以下です。
・2018年9月に税制適格ストックオプション(と思われる新株予約権)を発行している。
・税制適格ストックオプションは発行時点において行使価額は現在の株価以上である必要がある。
・発行されたストックオプションの行使価額は1株あたり18,494円(登記簿謄本より)
・発行済株式総数は1,167,923株(D種まで全部含めて)
・よって、時価総額は1,167,923株×18,494円=約216億円
ただ、普通株式の時価を基準に計算したもので、A~D種類株式の方が普通株式よりも高い傾向にあるため、実際はもっと高いものと考えられます。
◆ストックオプションについて
2018年に新株予約権を3回発行していますが、その新株予約権は
・第13回は税制非適格ストックオプション
・第14回新株予約権は信託活用型有償ストックオプション
・第15回は税制適格ストックオプション
のようです。
信託活用型有償ストックオプションの行使条件に気になる記載がありました。
※抜粋し、一部加工※
当社の2019年9月期または2020年9月期のいずれかの事業年度の損益計算書における売上高が、24億円を超過した場合、 本新株予約権を行使することができる。
新株予約権の行使条件にこの記載があるということは、2020年9月の決算までに年間売上高が24億円を超える見込みがあるということです。
ちなみに、2018年度の決算書上の売上高は12.6億円でした。
いよいよIPO直前期でしょうか。
◆余談
様々なベンチャー企業の登記簿謄本を見ていますが、Rettyの登記簿は読み易くインデントが整えられているのでとても綺麗です。
こういう謄本はほんと好きです。
私たちも登記する際には、読み易いようにインデントを整えていますが、登記簿謄本は公開されているようなものなので、読み手のことを考えて登記するのがいいと思います。
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