基準点と司法書士試験の動向

一か月以上ぶりの更新になってしまいました。

平成29年度の司法書士試験の最終合格発表も出たので、直近9年分の基準点をまとめました。

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合格率は去年までは3%台でしたが、4.07%になりましたね。合格率が上がりました。
最近も司法書士有資格者が都内を中心に足りない、とよく聞きますし、求人も増えています。一定数の司法書士を確保するために合格率を上げたのでしょうか。

以前ブログで、平成29年の合格者は610人台になると予想していましたが、実際は629名の方が合格されました。

司法書士試験の合格者数と基準点まとめ
http://shihoushoshidesu.seesaa.net/article/452931098.html

毎年、受験者数が減ってきています。減少率でいうと、ここ数年は前年比7~11%減です。

平成30年の司法書士試験の実受験者数を予想します。

減少率を7%、今年と同じ合格率4.07%とすると
受験者数:14,359人
最終合格者数:584名
となります。

減少率を11%、今年と同じ合格率4.07%とすると
受験者数:13,741人
最終合格者数:559名
となります。

ついに500人時代が再到来するのか・・・?このままの流れなら来年の司法書士試験は600人を切ることになりそうです。

前にも記事にしましたが、モノには適正な数があると思っていて、司法書士の数が減りすぎると、それを補うために、どこかで歪みが生じ、システムに狂いが生じてしまうはずなので、良くないと考えています。

司法書士試験の動向
合格上乗せ点が26点となりました。去年よりも3点(択一1問分)も上がりました。
かつては基準点が高く設定され、記述採点人数を絞っていたようですが、ここ数年は基準点は低くして、記述採点人数を増やし、総合得点で勝負させるように傾向が変わってきています。

時々、基準点が下がってきているのは受験生のレベルが下がってきているから、なんて聞きますが本当にそうなのでしょうか。

私は違うと思います。

既存の勉強方法では点が取りにくくなってきているから、だと個人的には思います。

もっと言えば、予備校が考えたテキストやカリキュラムでは現在の司法書士試験に対応できなくなってきているのかなぁ。。なんて思います。平成28年、29年の問題を見て、実際に解いてみてそう感じました。

択一は問題がよく練られていると思いましたし、記述は手の込んだというか、しっかり勉強していないと解けない問題だったと思います。

来年の問題がどういう形になるのか分かりませんが、平成26年のような個数問題乱発はやめてほしいと思います。平成27年の過去問オンパレードも実力者とそうでない人の差が出にくいのでやめてほしいです。

何はともあれ、地道に勉強をして知識をつけて、推理力(=考える力)を磨く事が合格への一番の近道だと思います。急がば回れです。

また今度、勉強方法について書いていきたいと思います。

来年の司法書士試験まであと、8か月ぐらいですが、今が踏ん張りどころだと思いますので、頑張ってください!!

法務省の司法書士試験の結果のPDFをリストにしました。

▼平成29年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/001239903.pdf

▼平成28年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/001207508.pdf

▼平成27年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/001162405.pdf

▼平成26年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/001128067.pdf

▼平成25年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/000115682.pdf

▼平成24年度の司法書士試験の最終結果について
http://www.moj.go.jp/content/000103415.pdf

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